B型肝炎ワクチンについて

母子感染で子どもにB型肝炎がうつることは比較的知られていますが、父親や友人からの普通の唾液や体液でも感染する可能性がある事をご存知ですか?また、B型肝炎を予防するワクチンがあることもあまり知られていないかもしれません。
大事なことは、この母子感染だけでB型肝炎に感染するのではなく、父親からの唾液や友人からの体液からもB型肝炎ウイルスに感染します。こうした感染リスクを避けるため、海外のほとんどの国で、母親がキャリアかどうかに関係なく、新生児すべてを対象にワクチンの定期接種を行っています。
大きいお子さんより小さい赤ちゃんのほうが抗体獲得率が高いので早めの接種をお勧めします。
ワクチンは皮下注射で、初回から4週間目に2回目、さらに初回から半年後に3回目を接種します。